役立ち情報2

猫のかかりやすい病気

汎白血球減少症
  • 原因
    病気の猫の便や尿、唾液、吐しゃ物に接触した際、排泄されたパルボウィルスに感染。パルボウィルスは抵抗力が強く、きわめて伝染性が高い。
  • 症状
    激しい嘔吐と40度近い熱が続き、食べ物はほとんど受けつけない。仔猫は3〜4日目で死亡することも多い。後半は、小腸の炎症による下痢が続き、血便が見られることもある。別名、ネコ伝染性腸炎、以前はネコジステンバーともいわれていた。
  • 看護
    病気にかかる前にワクチンを接種すること。病気にかかったら安静と保温を心がけ、嘔吐が続く時は無理に水や食べ物を与えないこと。
ウィルス性鼻気管炎
  • 原因
    この病気に感染している猫の唾液や排泄物への接触によってヘルペスウィルスに感染する。
  • 症状
    感染して3〜4日経つと急に元気がなくなって、咳やくしゃみを繰り返すようになる。普通は2週間ほどで回復するが、涙やよだれ、鼻水などの細菌感染によう合併症が激しくなったり、脱水症状や衰弱が進んだ仔猫は死亡してしまうこともある。
  • 看護
    これもワクチンで予防することができる病気。発病したら保温に気をつけて、細菌感染を防ぐための治療と予防を行なう。水分と栄養の補給についても獣医さんに詳しくアドバイスを受けるようにする。
カリシウィルス感染症
  • 原因
    病気の猫との接触などによって、カリシウィルスに感染することによる。
  • 症状
    流行するウィルスの型によって様々な症状が現れる。ウィルス性鼻気管炎と似た症状を起こすタイプ、腸で感染してほとんど症状を現さない場合もある。
  • 看護
    病気になる前にワクチンの接種をすること。発病後は保温と水分・栄養の補給に気をつけること。これも2週間程度で回復するが、仔猫の肺炎には生命の危険もある。呼吸の乱れは厳しくチェックし、症状が変わったらすぐに獣医さんに連絡をとる。
ネコ白血球ウィルス感染症
  • 原因
    病気の猫の唾液や尿、便によって感染する。また、このウィルスをもっている母猫の母乳から仔猫に感染することもある。
  • 症状
    白血病を起こしたり、胸部に悪性の腫瘍が形成されたりするほか、他のすべての病気に対する免疫力、抵抗力が低下。そのため他の重大な伝染病にもかかりやすく、単純な病気も治りにくくなる。
  • 看護
    ワクチンがまだないため、ウィルスを保有する猫との接触を避けることが最大の予防。発病後は、症状に応じた治療と看護が必要になるが、基本は安静にさせ必要な栄養素をバランスよく補給することが重要。
ネコ伝染性腹膜炎
  • 原因
    病気の猫のくしゃみ(唾液)や尿に潜む、コロナウィルスに感染する。ウィルスをもつ母猫の子宮や産道で仔猫が感染することもある。
  • 症状
    腹膜炎を起こし腹水や胸水が溜まるウェットタイプと、水は溜まらず肝臓や腎臓に固いしこりができるドライタイプの2つがある。共通するのは、食欲不振や発熱が続くこと。その他、下痢、呼吸困難、貧血、神経症状(歩行の異常)なども見られる。
  • 看護
    まだ有効なワクチンがまだないため、治療は症状を和らげるための対症療法が中心となる。病気は長期に及ぶことが多いので、あせらず、そしてあきらめず。体の衰弱を防ぐために、常に栄養面での気配りを心がける。
ネコ免疫不全ウィルス感染症
  • 原因
    感染源は野良猫あるいは外出自由の猫。ほとんどの場合、噛み傷などの唾液を介して感染する。
  • 症状
    感染して一年間ほどは、軽い下痢やリンパ腺の腫れ、細菌感染などを繰り返す。数年のうちに、口内炎や口の中の潰瘍、目ヤニ、鼻水、発熱、下痢などを伴う慢性の病気が進行。末期には、エイズ(後天性免疫不全症候群)のような症状を現す猫もいる。このエイズウィルスが人間や他の動物に感染することはない。
  • 看護
    決定的なワクチンはないが、エイズに移行する以前なら様々な治療法が考えられている。急に死亡するようなことはないので、症状に応じた治療と看護を獣医さんの指示に従って行なう。
トキソプラズマ症
  • 原因
    トキソプラズマ(原虫の仲間)の中間宿主となる土や他の猫の便との接触。トキソプラズマをもっているネズミやゴキブリなどの動物や生肉を食べることによって感染する。
  • 症状
    成猫のほとんどは感染しても無症状のまま終わる。仔猫には、抗生物質に反応しない(下がらない)熱や呼吸困難、嘔吐、下痢、黄疸、目の障害、麻痺てんかんのような発作など様々な症状が現れ、死に至るケースが多い。
  • 看護
    どんどん進行する仔猫のトキソプラズマ症の治療はかなり困難なもの。検便や血液検査などのよる早期発見と治療とともに、生肉を与えない、中間宿主となる昆虫類の駆除を心がける、などの予防がもっとも大切。
ヘモバルトネラ症
  • 原因
    ノミや猫同士の喧嘩による傷から、ヘモバルトネラ・フェリスが寄生する。
  • 症状
    別名、猫伝染性貧血。ヘモバルトネラ・フェリスは赤血球に寄生する病原体。これによって赤血球が破壊され、鼻の頭や歯ぐきが真っ白になったり、運動後に息切れをしたり倒れたりの貧血症状を起こすようになる。また、食欲不振、発熱黄疸や体重の減少、脾臓や肝臓の肥大などもみられる。
  • 看護
    再発の恐れもあるこの病気は、治療も長期に及ぶことが多いので、まず体力をつけさせることが肝心。獣医さんの指示に従って、栄養のバランスのとれた食生活を考える。
回虫症
  • 原因
    ネコ回虫、イヌ小回虫、イヌ回虫の寄生によるもの。胎児や仔猫のうちに母猫の体内から侵入したり、便の中に排泄される回虫の卵を誤って飲み込んだ場合にも感染することがある。
  • 症状
    元気をなくし、嘔吐、下痢、便秘、食欲不振、体重の減少がみられる他、回虫が腸内で激増すると舌や歯ぐきが白っぽくなるなど、貧血の症状を現すこともある。
  • 看護
    しなければならないのは、猫のいる場所やトイレを清潔に保つこと。勝手な判断で虫下しを飲ませることは絶対に慎みましょう。
条虫症
  • 原因
    ネコ条虫、イヌ条虫、マンソン裂頭条虫の寄生が原因となる。条虫は便の中や肛門の周りを動く米粒のような虫。しかしこれは条虫から分かれてきた体節で、実際はこの体節が15cmほどの長さにつながっている。イヌ条虫はノミに、その他の条虫は小動物に寄生して成長。それを食べた猫が感染する。
  • 症状
    ほとんどの猫は、少数の条虫がいても元気でこれといった症状もない。が、条虫の数が増えると吐き気や下痢、貧血などを起こす。まれに、腸管に穴を開けられてしまい大事に至ることもある。
  • 看護
    万一の場合を考えて、定期的に検便を。条虫が見つかれば、速やかに獣医さんの治療を受けること家の中を清潔にし、同時にノミやネズミなどの駆除も行なうようにする。
疥癬(かいせん)症
  • 原因
    ネコ穿孔疥癬(ノミの一種)が、顔、耳、頸などの皮膚に寄生して起こる。
  • 症状
    非常なかゆみを伴う治りにくい皮膚炎で、耳や頭部から始まって、頚部、前足、後足、会陰部など全身に広がることもある。疥癬が寄生した皮膚は脱毛し、ひっかき傷のため出血することも多い。その傷あとは化膿してカサブタに、そして再び出血・・・を繰り返し、フケ状のカサブタが固く付着するようになる。また、細菌感染により膿胞や膿皮症を起こす場合もある。 疥癬は同居の猫にはもちろん、猫を抱いたり一緒に寝たりする人間にも感染するが、猫が完治すれば人間のかゆみも自然におさまる。
  • 看護
    疥癬を殺す薬には副作用があるため、絶対に素人療法は行なわないこと。治療と併行してして、獣医さんの指示に従って薬浴するのも効果がある。
ノミアレルギー性皮膚炎
  • 原因
    ノミは血を吸う時に刺激物質を含んだ唾液を出す。この唾液が皮下に入りアレルギー反応を起こさせる原因となる。春から秋にかけて特に発生しやすい。
  • 症状
    首から背中にかけて、あるいは腰やシッポのつけ根まで広範囲にわたってかゆみのある皮膚炎が生じる。かゆみのある部分を噛んだり引っかいたりために脱毛したり、フケが多くなったりする。重症になると潰瘍や色素沈着が見られることもある。人間にも感染して、膝下から足首にかけて激しいかゆみを伴う皮膚炎を起こす場合もある。
  • 看護
    皮膚炎の治療と併行して、体に寄生するノミや家の中のノミを徹底的に駆除すること。体にたくさんのノミがいる場合は、獣医さんの指示に従って薬を使うか薬浴を行なうようにする。室内のノミや、のみの卵の駆除に関しても獣医さんのアドバイスを受けるようにする。
スタッド・テイル症
  • 原因
    シッポの背面にある大きな皮脂腺の分泌が亢進し、分泌物がたまってその部分が肥大する。メス猫や去勢したオス猫にもまれに見られるが、圧倒的に去勢していない若いオス猫、特にペルシャやチンチラなどの長毛種に多い病気。
  • 症状
    初めは分泌物によってシッポのあたりの毛がベトベトになる。これがさらに進むと皮脂腺がつまってボタンのように肥大することからスタッド・テイルの名前が付けられている。患部はやがて脱毛を生じ、細菌の感染によって化膿、出血がみられるようになる。また、下あごにも同時に同じ症状が現れることがあり、猫がなめることで慢性化する恐れがある。
  • 看護
    もっとも効果的な予防方法は去勢手術を受けること。去勢したくない場合は、まめにシャンプーを行ない、局所をいつも清潔にするように心がける。スタッド・テイルの疑いがあれば、すぐに治療を開始し、獣医さんの指示を受けるようにする。慢性化している場合には外科手術を受けるとともに、エリザベスカラーを使い、猫が患部をなめないようにする。
結膜炎
  • 原因
    細菌やウィルスによる感染、あるいは外傷、アレルギー、化学薬品の刺激、ゴミやホコリが入ったことなどが原因となる。また、ウィルス性鼻気管炎などの病気の兆候としてみられることもある。
  • 症状
    白眼の部分やまぶたの内側が赤くなり、涙や目ヤニが出る。ウィルス性の結膜炎なら目ヤニは次第に膿状に。結膜も腫れて、まぶたの外へはみ出すほどになる。
  • 看護
    目の周囲の汚れや分泌物をそっと拭き取る。目薬は、病院で処方されたものだけを指示通りに点眼する。猫が目のあたりをひっかいたりする時はエリザベスカラーを装着する。
角膜炎
  • 原因
    もっとも多い原因は、喧嘩によって角膜についた傷。または逆まつ毛による刺激。その他、感染や結膜炎が引きがねとなることもある。
  • 症状
    涙を流して痛がり、光をまぶしがるようになる。瞬膜が出ることも多く、角膜は白く濁って目の中が見えなくなる。症状は片眼だけ、あるいは両眼とも同時に現れる。角膜の傷は悪化するのが早いので、気づいたら一刻も早く病院へ。治療が遅れると、完治させるのは困難になる。
  • 看護
    獣医さんの指示に従って、投薬や点眼を行なうこと。猫が目をこすったり、ひっかいたりしないようエリザベスカラーを装着させる。
耳疥癬症
  • 原因
    耳疥癬虫(ミミヒゼンダニ)の寄生によって起こる病気。耳疥癬症の猫との接触によって、仔猫ほど感染率が高い。
  • 症状
    激しいかゆみのために、落ち着きをなくしあちこちに耳をこすりつけたり、ひっかいたりする。そのため、二次的に皮膚の炎症や脱毛を起こしたり、外耳炎を併発することも多い。フケや脱毛は、耳の周囲から頭、体全体にまで及ぶこともある。
  • 看護
    ダニを根絶させるには数週間かかるので、症状が軽減しても最後までキチンと治療を受けること。ひっかき傷やそれによる脱毛、血腫などを予防するため、後ろ足に靴下をはかせるか、エリザベスカラーを装着する。
外耳炎
  • 原因
    主な原因は、細菌や真菌に感染、あるいは耳疥癬の寄生。それ以外には、耳の中に入った水や乱暴な耳掃除による傷が誘発することもある。
  • 症状
    初期はかゆみのために頭を振ったり、ひっかいたり。症状が進むとイヤな臭いのする黒っぽい耳アカが分泌され、耳の中がただれてくる。そうなった頃にはもうかゆみはなく、激しい痛みのため耳に触られるのを極端に嫌がる。触られると悲鳴のような鳴き声を出す猫もいる。
  • 看護
    外耳炎が治るまでシャンプーは避けること。ただし耳の周りは清潔に保つ。耳の中の掃除は、外耳炎にかかっている時はもちろん、普段でも病院や美容院などに任せた方がよい。
口内炎
  • 原因
    細菌や真菌のほか、歯石の付着、ビタミンの欠乏などが考えられる。また、慢性疾患のひとつの症状として現れる。
  • 症状
    ヨダレによって口の周りが汚れ、歯ぐきや舌、口の中の粘膜が赤く腫れあがる。食事を食べても痛みのためすぐに吐き出したり、前足で歯にはさまった食べ物を取ろうとする。慢性の場合、食べたくても食べられず、食器の前に座り込んでいることがある。
  • 看護
    慢性の口内炎には特に気長に治療を続ける必要がある。食事は、口の粘膜を刺激する固いものや大きな塊を避けなるべく細かく切った軟らかい物を与えるようにする。
歯周炎
  • 原因
    口の中の歯垢。放っておくとやがて歯石となって固く歯にこびり付いてしまう。軟らかい物ばかり食べていることも歯石を増やす原因になる。
  • 症状
    たまり過ぎた歯石を放っておくと、必ず歯の周囲に炎症が起きてくる。歯槽膿漏や歯肉炎、歯根炎などもすべてその原因は歯石。歯ぐきは赤く腫れ、ひどい口臭がするようになって、やがて歯はグラグラになりついには抜けてしまう。さらには歯垢の中の細菌が、心臓や腎臓など全身に悪影響を及ぼす場合もある。
  • 看護
    普段からなるべくドライフードや煮干しなどの固いものを食べさせ、歯石は定期的に取り除くこと。発病したら、治るまでは食べやすい大きさの軟らかい物を与えるようにする。
クリプトコッカス症
  • 原因
    普通は土の中にいるクリプトコッカス(真菌の仲間)が鳩の体内を通過し、糞の中に出るとその胞子は二年以上も生き続ける感染源となる。猫への感染は、その胞子が皮膚や気道に入る(吸い込む)ことによって起こる。
  • 症状
    呼吸器に感染すると鼻水、くしゃみ、肺炎などの症状。皮膚に感染すると潰瘍や腫瘍に似た病変が起こり、目なら失明の恐れもある。そして中枢神経が冒されると、麻痺やケイレン、意識障害などを起こすこともある。
  • 看護
    簡単な皮膚炎から症状が現れることが多いので、手遅れにならないうちに治療を受けること。治療は長期にわたり、特殊な薬剤を使うことになるため、獣医さんの指示を守った生活を心がける。
毛玉症
  • 原因
    グルーミングの際に飲み込んだ被毛が、胃の中で塊を作ってしまう。その塊が大きくなり過ぎて、吐き出すことも腸へ行くこともできなくなる。
  • 症状
    食事の直後、頻繁に嘔吐する。葉巻型の毛玉が混じっていることもあれば、食べ物だけが出てくる時もある。毛玉が大きくなり過ぎると、食べ物は胃に届かなくなり、激しい嘔吐を繰り返すことによって脱水症状に陥ってしまうことがある。
  • 看護
    処方された薬を与えるとともに、ブラッシングをまめに行ない、余分な毛を飲み込ませないようにする。毛換期には予防薬を与える。
便秘
  • 原因
    ストレスや神経障害、異物を飲み込んだために起こることもある。慢性的な便秘は、巨大結腸症や日本猫に多い脊椎の奇形が原因となることが多い。
  • 症状
    トイレで排便のポーズをとっても、何も出ない日が続き、だんだん元気も食欲もなくなってくる。お腹に触って固い便の塊がわかるようならかなりの重傷。食事をしても吐いてしまったり、トイレではドロッとした液体だけが出ることもある。
  • 看護
    軽い便秘は食事にバターやマーガリンを混ぜる食事療法や、毛玉予防薬を与えることで解消することがある。浣腸をしても液だけが出てくるほど重傷なら、手術して固く大きくなった便を取り出すことになる。浣腸は仔猫には負担が大きいため、使用については必ず獣医さんの指導を受けるようにする。
泌尿器症候群(FUS)
  • 原因
    尿の中の粘液や結晶が尿道に詰まってしまう。それによって起きる病気を総称して泌尿器症候群と呼ぶ。尿結石は、マグネシウムの多い食事、尿の酸性化、飲み水と尿の量、尿の濃度の他、ストレスや運動不足、遺伝など、さまざまな要因が重なりあって起こると考えられている。
  • 症状
    オシッコが出ない、あるいは頻尿。血尿が出ることもあり、食欲もなくなる。放置しておくとやがて 食べ物を受け付けなくなって、嘔吐、ケイレン、心不全などの尿毒症状を起こし、死亡することもある。メスより、尿道が長くて細いオスの方が発病しやすく、重傷になりやすい。
  • 看護
    排尿困難の気配があれば、すぐに病院で治療を受け、獣医さんのすすめる処方食に切り替える。オシッコの量を増やすため、特にオス猫には新鮮な水を与えるよう努力する。
尿崩症
  • 原因
    尿の量を調節する、抗利尿ホルモンの不足、欠乏によって起こる。抗利尿ホルモンを生産する脳下垂体が、先天的な異常をもっているか、外傷、腫瘍などによって後天的に異常を起こして発病する場合が多い。
  • 症状
    多量の水を飲み、多量のオシッコをする。いつもの食器の水だけでは足りずに、お風呂の水や時には自分のオシッコまで飲むこともある。水が飲めない状態が続くと落ち着きをなくし、簡単に脱水状態に。そうなれば生命の危険もある。食べ物によって飲む量も尿の量もそれぞれに違うが、一日に300cc近く、あるいはそれ以上水を飲むのは明らかに異常。すみやかに治療を受けるようにする。
  • 看護
    素人療法は禁物。治療によって症状が改善するまでは、いつでもたっぷりと飲めるよう新鮮な水を用意しておく。
糖尿病
  • 原因
    体内の血糖を調節するインシュリンが減り、血中の糖分が上昇してしまう。余分な糖分は腎臓からも尿の中へ排出されるが 血糖値が上がり過ぎて腎臓の能力を超えてしまうと、尿の中へブドウ糖が排泄されるようになる。
  • 症状
    初期には旺盛な食欲をみせ、肥満している猫が多い。水もよく飲み、尿の量も多い。過食を続けていても、症状が進むと体重は減り、元気がなくなり、次第に食欲はなくなってくる。下痢や嘔吐、時には黄疸をひき起こす場合もある脱水症状、昏睡状態に陥った時はもう手遅れ。また、心臓病や膀胱炎など重大な余病を併発することも多い。
  • 看護
    症状によっては、毎日自宅でインシュリンの注射を行なうことになる。インシュリンの効果を一定にさせるため、獣医さんから食事内容や食事時間、注射の量と注射の時間などについて細かい指示がある。糖尿病は一生つき合っていかなければならない病気。生活のリズムを崩さず、気長に治療する。
子宮蓄膿症
  • 原因
    子宮内に細菌が侵入し、化膿して膿がたまってしまう。発情期に女性ホルモンが子宮壁を増殖させ、交尾後に黄体ホルモンが作用して、子宮内に入り込んだ細菌を増殖させることになる。
  • 症状
    最初は赤っぽい少量のおりものがある。猫がなめてしまうこともあるが、しきりにお尻をなめていたら注意すること。おりものの色は、赤からピンク、次第に黄白色に変わってくる。元気がなくなり、食欲もなくなるのは持続的な発熱のため。子宮の炎症のせいで、水を多量に飲むようになり、腹痛を伴うことが多い。大量の膿がたまると、妊娠のようにお腹が膨らんでくる。
  • 看護
    交配前に下痢を起こした場合は、特に肛門や膣の周りを清潔にして、猫になめさせないようにする。交尾後、おりものに気づいたらすぐに病院へ。交尾後まだ日が浅く、胎児が着床する以前なら抗生物質を投与することもできる。ホルモン療法などの内科的治療でも治るが、これ以上の出産を望まないなら、避妊を兼ねて子宮を切除してもよい。
乳腺腫瘍
  • 原因
    ホルモンの影響、年齢的な要因などが考えられる。歳をとったメス猫ほど発生しやすく、発情前に避妊した猫には少ない。
  • 症状
    乳腺(腹部)にしこりができて、痛みはないが次第に大きくなってくる。皮膚の表面が開いて潰瘍ができることもあり、一見ケガのようにも見える。肺に転移することも多いのでしこりや潰瘍を発見したら直ちに手術を受ける必要がある。手術は乳腺の腫瘍を取る場合と、再発を防ぐため卵巣を同時に摘出する場合がある。
  • 看護
    手術・退院後は体力の回復に努め、再発を予防すること。乳腺腫は肺に転移しやすいので、定期的に胸部のレントゲンを撮るなどの検査を受ける。

http://www3.airnet.ne.jp/dora/index.html
M&Y Cat's Paradise 猫の豆知識 (猫の病気いろいろ)を引用にさせて頂きました。





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